国内で国際化

日本経済は、人口減少により将来は暗いと言い切る経営者が少なくありません。現状は確かに暗いのですが、わたしたちは暗くても明るくても、まずはこの日本で起業を目指すしかありません。
暗い日本にも、グローバル化で明るい街がないことはありません。新宿駅隣の新大久保駅周辺に行きますと、ここは韓国からの人が集まっていて日本とは思えない街です。
都内でも、この街の活況は異彩を放っています。今から30年くらい前、韓国の人が集まる街として知られるようになりました。その後、韓流ブームがあり、日本人の中年女性がこの街で買い物をするようになりました。
このような場所は、人が大勢集まりますからビジネスチャンスも次々と生まれています。
韓国から観光客が日本に来るように、日本人がこの韓国スポットに集まります。これは、新大久保に限った話ではありません。全国の様子は判りませんが、首都圏ですと神奈川・平塚は、ベトナムラオスの人が多い街です。
池袋は、中国人が大勢集まります。東京・西葛西はインド人です。インド人の場合、IT エンジニアが金融機関の仕事をする関係で、茅場町や大手町の近い江東区西葛西に集まる事情があると聞いています。
小企業が、インドや韓国、中国などで事業を興すことは大変です。でも、このような日本に来ている外国人を相手にビジネスをして、その延長で外国に進出するならばビジネス展開がとても楽になります。
また、日本での外国人向けビジネス自体が、ニーズをしっかり押さえることで、失敗することなく事業を続けられます。大手企業と同じように、直接外国へ進出して危険を冒す必要はありません。
現代は、グローバル化の波を避けて通ることはできませんが、小企業ですので、できるだけリスクは少なくして対応することです。これまでの手法とは、違った方法でのグローバル化を考えることです。

東京マラソンが、大変な人を集めて行なわれました。わが国は、イベントを主催する個人や会社が少ないことが問題です。イベントビジネスは注目されますが、なかなか起業を実現できないのが現実です。身近なイベントから、ノウハウを学ぶしかないのですが、どうしても大きなイベントを考えがちです。イベントビジネスでの起業は、考える価値はあります。